雨上がり、職場の鍵をしめる指先に湿度をおびた空気がべっとりと纏わりついて、淡い夏の気配にどきりとする。しかしひとまずは見て見ぬふりのまま、駅までの夜道を歩くずいずいと。途中不意にコンビニへ寄り、いつもなら買わない感じの鮮やかなブルーの炭酸…
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